③東校舎の屋上

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「もうすぐ 昼休み終わるよ。 このままでいいの、勃ったままで…大丈夫?」 『 …… 』 荒くなった呼吸を抑えながら諄太の顔を見た。 諄太はちょっと首を傾げ、 左腕でオレの体を抱き寄せ、右手でオレのスボンのファスナーを下ろした。 「今は抜くだけだから…」 開けたファスナーの間からオレのものを出し、 「…濡れてる…」 って諄太が囁き、 指先で先端を弄り、 大きな掌で握り動かし出す。 『…っ… …く…』 鉄柱に寄り掛かるオレは崩れそうになる体を必死に支える。 諄太の左腕の支えが無かったらオレは床に崩れ落ちていた… 「賀月…時間が無いから…」 そう言うとオレの勃ち上がったものにふわっと何かが触れた。 その途端、諄太の上下する手の動きが速くなった。 オレは唇を噛み声を押し殺す。 『……っ』 「 …賀月… 」 『…あぁ……で、…る じゅ……』 立ったまんま諄太の腕と体にしがみついた。 頭の上から諄太が、 「いって…」 オレはその声を聴いて体を少し前に倒し上体を丸め、 いった… (…はー はぁー) 乱れる呼吸。 一気に脱力するオレを諄太が支えた。 「大丈夫…」 まだ脈打つそこを諄太が拭く… …それすら刺激になり声が出そうになる。 「こんなのでごめん…」 乱れた呼吸のまんま、そこを見ると諄太のハンカチが掛けられてた。 「飛んで賀月の制服を汚すとマズイから…」 『…ごめん、ハンカチ…』 諄太はヘラっと笑顔を作り、 「後でちゃんと捨てておくからね」 ってまた笑った。 昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り出した。
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