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「もうすぐ 昼休み終わるよ。
このままでいいの、勃ったままで…大丈夫?」
『 …… 』
荒くなった呼吸を抑えながら諄太の顔を見た。
諄太はちょっと首を傾げ、
左腕でオレの体を抱き寄せ、右手でオレのスボンのファスナーを下ろした。
「今は抜くだけだから…」
開けたファスナーの間からオレのものを出し、
「…濡れてる…」
って諄太が囁き、
指先で先端を弄り、
大きな掌で握り動かし出す。
『…っ… …く…』
鉄柱に寄り掛かるオレは崩れそうになる体を必死に支える。
諄太の左腕の支えが無かったらオレは床に崩れ落ちていた…
「賀月…時間が無いから…」
そう言うとオレの勃ち上がったものにふわっと何かが触れた。
その途端、諄太の上下する手の動きが速くなった。
オレは唇を噛み声を押し殺す。
『……っ』
「 …賀月… 」
『…あぁ……で、…る じゅ……』
立ったまんま諄太の腕と体にしがみついた。
頭の上から諄太が、
「いって…」
オレはその声を聴いて体を少し前に倒し上体を丸め、
いった…
(…はー はぁー)
乱れる呼吸。
一気に脱力するオレを諄太が支えた。
「大丈夫…」
まだ脈打つそこを諄太が拭く…
…それすら刺激になり声が出そうになる。
「こんなのでごめん…」
乱れた呼吸のまんま、そこを見ると諄太のハンカチが掛けられてた。
「飛んで賀月の制服を汚すとマズイから…」
『…ごめん、ハンカチ…』
諄太はヘラっと笑顔を作り、
「後でちゃんと捨てておくからね」
ってまた笑った。
昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り出した。
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