9.201X年3月7日 日本 小日向素直

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     *** 恋する気持ちが止まらないなら、もう走り出すしかないだろう。 放課後、帰宅途中のルクス君を追いかける・・・・・・おジャマなクルスも居るけど。 「ルクスく~ん! ・・・・・・クルス君も」 二人は足を止めて、駆け寄る私を待ってくれる。 「やぁ、小日向君!」 追いついた私に、朝井クルスは腐女子殺しの可愛い笑顔を見せる。 (ちっ、お前じゃねーよ・・・・・・) 私の無口な王子様は――ぴょこんとおじぎだけ。 (・・・・・・そーゆートコが、好き!)
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