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恋する気持ちが止まらないなら、もう走り出すしかないだろう。
放課後、帰宅途中のルクス君を追いかける・・・・・・おジャマなクルスも居るけど。
「ルクスく~ん! ・・・・・・クルス君も」
二人は足を止めて、駆け寄る私を待ってくれる。
「やぁ、小日向君!」
追いついた私に、朝井クルスは腐女子殺しの可愛い笑顔を見せる。
(ちっ、お前じゃねーよ・・・・・・)
私の無口な王子様は――ぴょこんとおじぎだけ。
(・・・・・・そーゆートコが、好き!)
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