好きなアイス

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驚きでビクッと肩を震わせ、振り向くとそこには○○ちゃん 手には先ほどのパッキンアイス 「○○君、よかったらパッキン半分食べない?これおいしいよ」 少しおぼつかない手つきでアイスをパッキン その片方をにこっと笑顔で差し出してくる ガタンッ 僕は思わず椅子から転げ落ちる 可愛すぎかっ 体温が一気に急上昇 「○○君!?○○君大丈夫!?」 心配そうな声 ひんやりと冷たい床 椅子から落ちた衝撃でバーと冷凍キムチが分裂 窓から照り付ける夏の日差し 青絵の具で描いたような空 薄くも存在感のあるソーダの匂い 「夏なんて……夏なんて……最高だ……!」
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