最後の晩餐

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亜紀「あ…覚えてる?この河原?」 亮「ん?」 二人は河原で足をとめた。亜紀が河原に降りていく。 亜紀「この河原であたし達初めてあったんだよね~」 亮「…そうだっけ?」 亜紀「あたしが高校に入ってまだ間もないころ…少し部活で嫌なことあってここで泣いてたら亮が声をかけてくれた…」 亮「…そうだっけ?」 亜紀「泣かないでくれって…同じクラスの友達が泣いてるのはみたくないって…」 亮「そんなことあったなぁ~」 二人は河原に座った。草のにおい…風のにおい…雲の動き…空が暗くなっていく… 亮「…初めてさ…亜紀が俺の名前を呼んだときリョウって呼んだじゃん?」 亜紀「あれには驚いたよ~まさかリョウじゃなくてアキラだったんだから」 亮「よく間違えられるんだ~って言ったら必死に誤ってきた」 亜紀「そんなこと覚えてないよ」 亜紀が少し焦って言った。そろそろ帰ろう…そう亮が言って二人は帰路についた。
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