浴室の秘め事と覚悟

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「やめ…!何でお前まで入って…!」 「俺も汗を流したかったし?一緒に入ればいちいち外からあれこれ説明する手間も省けるし♪」 「だからって、私の身体を触っていい理由にはならないだろう!」 汗を流してホッと一息ついた時に、志音まで浴室に入ってきて、狭く感じるし更に暑く感じる。 それなのに、何故私の身体を触る? そもそも触る必要があるのか? 「うん、七っち甘い匂いで美味しそう♪」 「お前も同じシャンプーと石鹸を使っているから、香りは一緒だし、美味しそうの意味が分からん!」 「だから…こういうとこが美味しそうなの♪」 「ひゃう!?な、何かヌルッと…!」 「石鹸の付いた手で触ったからね♪」 石鹸の有無はどうでもいい。 何で両方の胸の突起を一気に摘まむように触られないといけないんだ! 「七っち敏感だね♪」 後ろから囁くように言われて、吐息が首筋をなぞるような感じに背筋がぞくぞくして、何をどう考えればいいのか分からないくらい、頭の中が真っ白になる。 「志…音…!」 「七っちに、七瀬に名前呼ばれるの好きだよ。七瀬が俺の恋人になれば絶対寂しくないね。七瀬もこうやっていやらしくなれるのに」
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