真夏の嵐

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「いや、顔真っ赤にして見てるから。それともいい身体だなぁと思った?」 「……ムードをワザと壊しているのか?」 「だって七瀬は初めてでしょ?ガチガチに緊張してたら、身体に負担かかるよ?これ自体が男が受け入れるのに不利なんだから」 「お前、男性とも経験があるのか?」 「ねぇよ!女とはあるけど、男は七瀬が初めて♪」 お互い初めてなのは不安ではあるが、志音となら大丈夫、そんな気がする。 「七瀬って敏感なんだな…。胸だけでこれだから、先に一回…」 「いい…最後まで…」 敏感かどうかは分からないが、志音が私の胸に手や舌、唇で刺激を与えるだけで、身体が電気ショックでも与えられたかのように跳ねる。 それさえ気持ちいいと感じるなんておかしいのかもしれない。 「力抜いて…じゃないとマジで怪我するから…」 軽く目を閉じて、何度か深呼吸する。 力の抜き方なんて意識したことがないので、深呼吸で呼吸を落ち着かせるくらいしか思い付かなかった。 「やっぱローションないとつらいな…」 「ローション?」 「潤滑剤ってヤツ?あれ使わないと七瀬が痛いし俺もつらいから。女とは違う器官だしね…」
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