続・真夏の嵐

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「あぁ、そっか。七瀬はずっと寝てたからそう思うのかな?ずっとくっついててもいいんだけど、乾燥機にかけた洗濯物もあったし、後は無防備に裸で寝てる七瀬見たらムラムラしそうだから、敢えて動き回って距離取ったの」 「洗濯物はありがたいが、何で私が寝てるとムラムラするんだ?おかしいだろう?」 「しょうがねーじゃん!七っちは姿見で自分の全裸見たことある?女とは違うけど、色っぽくてラインが綺麗で、恥じらう仕草も可愛くて…それで平然としている方がおかしい!」 「そんなこと力説されても…」 もしかして気遣ってくれているのだろうか? そんなふうに甘やかしてくれるな。 帰りたくなくなるじゃないか…。 「とにかく気を付けて!いくら自宅だからって油断しちゃダメだよ!何かあったら電話して!すぐ行くから!」 「分かった分かった…」 優くんがそんな感情を持っているはずがないのに、志音も疑り深いな。 「ただいま」 「七瀬お兄さん、あの男に何もされてませんよね!?」 「ゆ、優くん…?」 「僕心配で心配で眠れませんでしたよ!」 リビングにいたと思われる優くんが、私を見るなり半泣きで抱きつく。
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