夏の三角関係?

4/13

3人が本棚に入れています
本棚に追加
/102ページ
「ちょっと待った。それ七瀬が自分の中だけで出した結論だから。事実は俺が先に手を出したんだよ」 「……事実はお前の言い分が正しいのか?」 「間違ってないから」 「何で…僕じゃないの?僕はずっと七瀬お兄さんが好きだったのに!七瀬お兄さんをお嫁さんにして、二人でHしたかったのに!」 「…………あの…優くん…?」 優くんの本音が、見事に私一色の願望とは。 優くんには酷かもしれないが、私にとっての優くんは弟にしか思えない。 私は弟や妹に恋愛感情は持てない。 「七瀬、言葉だけで通じない時って態度で表すことってアリだよな?」 「え?まぁ…方法としては間違いではないと思うが…」 「許可はもらったってことだよな。よし七瀬、見せつけようぜ♪」 「志音?ちょっと待て!」 シャツを破かれる勢いではだけさせられて、頭の中がパニック状態になる。 「何をするつもりだ!?」 「何をって…アレでナニなこと♪言葉が通じないなら、行動で示すしかないよね♪」 志音のふざけながらも本当にしようとしているのが分かって、力を込めて抵抗しようとしたが、志音の方が一枚上手だったようで、後ろから動きを封じられてしまった。
/102ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加