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今回は…ということは、次回があるということだろうか?
「えらく突っかかるな。一度負けを認めたなら、潔く諦めなって」
「諦めるくらいなら、最初から好きになんかならないんだよ!」
「ふ~ん、その根性は評価するけど、七瀬が振り向く可能性はない!とは言えないけど、低いと思うよ」
「私が心変わりするのが前提みたいだな?」
「絶対も永遠もないからね♪それでも俺は七瀬を離さないけど♪」
意味がないな。
それだけ大切に想ってくれているのか、またはそれだけの自信があるのか…志音なら両方かもしれないが。
「離さないって言うけど、七瀬お兄さんが本気で嫌がったら?」
「離さないね。理由は知りたいじゃん。生理的に無理って話なら仕方ないかなぁって思うけどさ」
「いつも通り無茶苦茶な論理だな。破綻しているのに何故か説得力があるのが恐ろしいな」
「七っちに誉められた♪」
「誉めていないぞ」
本当に志音がそんなことをするワケがない。
こんな言い方もしない。
気を使わせてしまったな…。
もし私が嫌がって離れたら…たぶん志音は未練はあっても手放すだろうし、自分なりにその理由を突き詰めて、その後で私に理由を聞く。
そういう奴だ志音は。
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