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慣れないサンダルに苦戦しながらも、待ち合わせをしている駅前に向かう。
「暑い…!絶対に志音に何か奢らせてやる…!」
ぎらぎらと光る太陽。
照り返しで余計に暑い道路と、暑さを更に感じさせる蝉の大合唱。
そして私は女装に高いヒールのサンダルで歩幅が狭くなる。
これでいつもより長い時間、炎天下の中目的地に行かなければならない。
とにかく目的地に着けばいい。
吹き出る汗をハンカチで押さえるようにして拭いながら、何とか待ち合わせ場所に着いたのだった。
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