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「無理やりなら大声で叫んで、お前を殴り倒して逃げる」
「過激♪ってか、本当に無理やり抱くかもしれないから合意してよ」
「……分かった。ただし、夏休みの学校の課題と早苗ちゃんの世話をきちんとすること。これを守れないなら、卒業までしないからな」
「ペナルティが厳しすぎない?」
「なら、卒業までなしだな」
「守るよ、守ります。卒業までしないのはキツイって」
首筋に口付けられる。
それだけでも身体が熱くなる。
志音が触れていることに安心もするが興奮もする。
「ん…」
「首筋だけでも興奮してる?」
からかうような口調が素直な言葉を飲み込ませて、真逆の言葉を出させる。
「急にされれば、誰だって驚くだろう…」
「俺以外にされても、こんなふうに身体が熱くなるの?」
「知るか!お前以外とする予定はないからな」
「じゃあ俺の時は素直に感じてほしいな♪自慢じゃないけど、上手い方だと思うし」
「自慢する時点で少し冷めた。上手いなら私を感じさせればいいだろう?」
「可愛い誘い文句♪言われなくてもワケ分かんなくなるくらい感じさせてあげる♪」
耳元で囁かれて、耳たぶを優しく噛まれて、思わず声が上がりそうになり、必死で声を出さないようにしたが、吐息が漏れてしまう。
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