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服の隙間に手を入れて、胸の突起を摘まんでみたり、捏ねるように弄ってみたりする志音に悪態をつきたいが、胸の刺激が気持ちいいのと下半身に溜まる熱に意識が持っていかれて、声も吐息と言葉にならない淫らな声が上がるだけで…。
「んっ、あ…や…ふぁ…!」
「もっと欲しくなってきた?」
「欲しい…」
「こっちも我慢してるみたいだしね」
志音の手がズボンと下着を器用に脱がせるが、下着と興奮して熱い自身の間に月明かりに照らされた透明な糸が見えて、恥ずかしさに更に身体が熱くなった。
「七瀬、何か期待してる?それとも胸だけでこんなになっちゃった?」
「知…らない…!」
胸の刺激はもちろんだが、欲しいかと訊かれて期待したのも確かだ。
前みたいにワケが分からないくらい快感に溺れられると思うと、少なからず期待してしまうだろう。
「ここまでだと、後ろも期待して…いや恋しがってるかな?」
「恋し…がる?」
「俺のアレ♪前はアレでいっぱい感じてたしね♪」
「覚え…て…ない!」
しっかり覚えているから期待して、こんな恥ずかしい状態になってしまったのだが。
それを口に出すのは、自分の欲情を認めるようで、何だかいけない気持ちになってやめた。
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