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「んっ…あっあっ…そこ…ダメ…!」
「七瀬ここが好きなんだ?」
「違…んやぁ!ふぁ…や…あ…!」
否定しようとしても気持ちよすぎて、言葉にならない声だけ上がる。
志音と繋がっていることが嬉しくて、安心と幸せと罪悪感が全部混ざり合って、快楽と快感になって溺れさせる不思議な感情。
「七瀬、体位変えようか?」
「変える?」
「このままでもいいけど、七瀬の感じてる顔見たいし♪それに変えた方がキスもしやすいしね♪」
「うん…」
ズルッと引き抜かれる感覚に、不安と寂しさを感じながら、支えを失った人形のようにベッドに倒れ込む。
「大丈夫?身体ごとこっち向ける?」
「大丈夫…」
寝返りの要領で向きを変えて、自分から脚を開いて、志音を招き入れようと腕を伸ばす。
「早く…きて…」
「そんな誘い方、どこで覚えたワケ?」
志音が苦笑しながらも優しく繋がってくれる。
肌に伝わる熱と苦しくない程度の重みが、自分がここにいて、志音に抱かれていると分かって、どんな自分でも受け止められそうな気になる。
「そんなとろけそうな目で見ないでよ。歯止めきかなくなるから」
「いっぱいして…」
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