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「いいって!自費で送るし困んないから!バイトやってるから要らないし!」
「そうかい?じゃあ今度遊びにきた時に、焼肉でも奢るよ」
「やった♪今度ごちになります!」
そうして、浩一さんはベビーカーを押して、奥さんの実家へと向かった。
「志音パパもお役御免になったな、お疲れ様」
「七瀬ママもお疲れ」
「私は何もしていないが…?」
私よりも母さんが全力で世話をしていたような…。
「暑い中、女装してデートしてくれてるし、そういうのも含めてお疲れ様って感じ♪」
「……人に強制しておいて、よく言えるな」
「このまま帰ってもいいけど、七っちは今日は俺の家に泊まったら?服とか靴貸すし。サイズ一緒だしさ」
このままお互いの家に帰っても問題はないはずだ。
それを引き留める形で宿泊の誘い…嫌な予感しかしない。
「帰る!絶対何かされるから帰る!」
「断言!?まぁ…何もないとは言えないけど…。でも、服とか置いていけるし、七っちもその方がいいと思うんだけどなぁ」
それを言われると弱い…って流されてどうする!
何かされるというか、アレしかされないのは分かっているから、ここは断固拒否だ!
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