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職員室へと向かう最中、下を向く俺を後ろからも前からも、珍しそうにチラチラ視線をぶつけてくる奴ら。
先輩なのか、後輩なのか。はたまた同級生なのか。
「はぁー・・・;怠すぎー・・・」
そうそう。
はじめに誤解を招きたくないから言っておくけど、別に俺は悪さをして学校に来ることを停止されたわけでもないし!
かといって久々に学校に出向いた引きこもりな不登校生徒でもないからなっ!!!;
そうじゃなくてっ!!!
「・・・・・あー、まぢ不安だわ;」
と、不安と緊張からかチクチクとさっきから痛い腹の一部を軽く手で擦る。
緊張には小さい頃から弱い。
重い足をそれでもと動かして、やっと着いた最初の目的地である職員室へ着くと、ふうっと息を吐き出した。
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