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ボクの真正面にはポニーテールの髪型をしている女子がポツンと一人で立っている。
――ボク、この人、トンでもなく、シコタマのこと、スコブルも、メチャクチャ苦手なのに……
そのポニーテール女子は、ボクのパーソナルスペースにズカズカと入り込む勢いで間合いを詰めつつ、何だか必死な様相でボクに話し掛けているのだった。
「お願い、浅間君! お願いします! お願いだから、お願いします! あたしのこと好きって言ってください!」
「えっと、あの……もしもし? っていうか、カラッキシ意味ワカンナイんですけど?」
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