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上に戻って寝れば良いと声をかけても首を横に振るばかりでくっつき虫の様につきまとってくる。 「ソファーに横になれよ」 それでも頷かないので諦めて洗濯機を運転させ2階に連れて戻ることにした 「……ったく」 ようやく布団に戻し俺もその隣に横になる ベッドに入って直ぐに寝てしまった敦の頭上に置いてある時計を見る。 まだ朝の6時前か、眠いはずだ 洗濯機もまだ後一時間はかかるだろうと一緒に二度寝をすることにした。 「起きろ」 「……ん?」 寝覚めは良い方で声をかけられ直ぐに目を覚ます 「出掛けるぞ」 「出掛ける?……今何時」 「12時前」 「洗濯物干さなきゃっ」 慌てて起き上がると敦がそれを止める 「もう干した、早く着替えて下こいよ」 引き留めていた手を離し階段を下って行った 待たせるのは悪いからと急いで準備をして下へ降りる 着替える時にチラッと見えたキスマークはまだクッキリと残っていた。
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