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「こら、先ずはこんにちわだろ」
「「「「「こんにちわーっ!」」」」」
「こ..んにちわ」
「こいつが良平で9歳こっちが瞬で8歳で梓が6歳で千と桃は双子の4歳」
「えっと…良平君、瞬くん梓ちゃんと千ちゃん桃ちゃん。弘人ですよろしくね」
身動きがとれないので仕方なくしゃがんで目線に合わせて自己紹介する
「んじゃそろそろ行くから半日よろしく」
一人一人頭を撫でて出ていく健太の背中を唖然と見つめる
「というわけで夕方までお守りだ」
「ちゃんと説明しろよ」
もう常にあっちこっちから揉みくちゃにされていて全身が玩具状態だった
「健太一人でこいつら見てて仕事の時は近所の人たちに見ててもらってんだけど連休で皆出掛けて見れないから俺が代打、そもそも俺の代わりに出てもらってるし」
「…………俺関係ない」
子供と関わるなんて数年ぶりでこの元気の良さに目眩がしそうだった。
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