始まりと過去

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緑を吹き抜ける風のように 木漏れ日の間を走り 穏やかに流れる 小川のせせらぎに乗って 吟遊詩人の声は 森の中にこだました 歌いおわると同時に どこからか拍手が聞こえてきた 驚いた吟遊詩人が辺りを伺うと 瞳を輝かし楽しそうな顔で 美しい娘が立っていた
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