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迎えにきたおばちゃん(当時はそう呼んでた)は僕を見ると、「なっちゃん、櫂がいつもごめんね」って言った。
「ちがうよ。かいはわるくないよ。
ぼくをたすけてくれたんだ。
かいはいいこだよ。らんぼうじゃないよ」
僕はおばちゃんに分かってもらおうと、必死で本当の事を話した。
するとおばちゃんはにっこり笑った。
「教えてくれてありがとう。なっちゃんだけは、いつも櫂の味方で居てくれるのね。
ありがとう。
これからも櫂をよろしくね」
そう言って僕の頭の頭を撫でてくれた。
久しぶりの夢だ。
最近見なくなってたのに……。
原因はあれだな。
昨日大学のカフェテリアで櫂とサッカー部の人が喧嘩になった。
突然顔を殴られた櫂も殴り返して大変だったみたいだ。
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