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「柿崎とは友達だったんだ。
いつも笑ってて、楽しくて。
あんなに冷たい目で見られたのは初めてだった。
夏樹、俺の何がダメだったんだろう?」
僕を見つめた櫂の目からは涙がポロポロとこぼれた。
「柿崎さんの彼女とは、何も無かったんだよね?」
「俺たちがサッカーしてるのを見に来てて、かえりに皆で一緒に飲みに行っただけだよ。
どんな子かさえ覚えていないのに」
僕は櫂をぎゅっと抱き締めながら、どうしたら櫂と柿崎さんが仲直り出来るか考えていた。
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