大丈夫だよ

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**** 次の日、僕は柿崎さんに会いに行ってみる事にした。 櫂から理学部だって聞いていたから、学内の案内を頼りにやってきた。 僕の通ってる大学は学部ごとに校舎が違うから、理系の校舎は全く分からないんだ。 その上柿崎さんの顔を知らないとなれば、自分の計画性の無さに呆れる。 今日は諦めるしかないかな……そう思い始めた時、 「あれ君、蓮見(はすみ)の友達だよな? こんな所で何してるの?」 と声をかけられた。 よく見ると、どこかで会った気もするが、知り合いではないと思う。 「覚えてないかな? 蓮見と一緒に、君のバイト先で会ったんだけど」 思い出した。 櫂にバイトしてるのがバレた日に、櫂と一緒にお店に来た人だ。 「あっ……」 「思い出した?俺、柿崎ってって言って、蓮見とはサッカー部で一緒なんだ」
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