3/34

1645人が本棚に入れています
本棚に追加
/460ページ
「じゃあ、バイトが休めるなら僕も行かせて」 「やったー。早速おじさんに聞いてみよう」 オーナーに確認すると、 「上條君も行ってくれるの?嬉しいなぁ。 バイトは全然大丈夫だから、親父をよろしくね」 って逆に頼まれてしまった。 そんな訳で、僕は琢磨のおじいちゃん家に遊びに行く事になったんだ。 **** 「待ち合わせはここでいいんだよね?」 てっきり電車で行くんだと思ってたのに、待ち合わせはコンビニだった。 何でコンビニなのかな? 不思議に思いながらコンビニに近づくと、駐車場に停まっていた車の窓が開いた。 「夏樹ー」 声の方を見ると、中司先輩が手を振っている。 「あれ、先輩お買い物ですか?」 僕が近づくと、後部座席の窓が開いて琢磨が申し訳なさそうに顔をだした。
/460ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1645人が本棚に入れています
本棚に追加