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「じゃあ、バイトが休めるなら僕も行かせて」
「やったー。早速おじさんに聞いてみよう」
オーナーに確認すると、
「上條君も行ってくれるの?嬉しいなぁ。
バイトは全然大丈夫だから、親父をよろしくね」
って逆に頼まれてしまった。
そんな訳で、僕は琢磨のおじいちゃん家に遊びに行く事になったんだ。
****
「待ち合わせはここでいいんだよね?」
てっきり電車で行くんだと思ってたのに、待ち合わせはコンビニだった。
何でコンビニなのかな?
不思議に思いながらコンビニに近づくと、駐車場に停まっていた車の窓が開いた。
「夏樹ー」
声の方を見ると、中司先輩が手を振っている。
「あれ、先輩お買い物ですか?」
僕が近づくと、後部座席の窓が開いて琢磨が申し訳なさそうに顔をだした。
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