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「わあ、海だー」
夏の太陽に海がキラキラ輝いて眩しい。
砂浜には海の家が立ち並び、沢山の人が楽しそうに笑っている。
「結構賑わっているんだな?」
「はい。この辺りは民宿とか沢山あって、観光だけじゃなく合宿とかにも利用されてるから、学生も多いんですよ。
あ、じいちゃんの家は、もう少し先なんです」
琢磨に案内されたのは、さっきのビーチから数分走った所にある一軒家だった。周りは畑で海は見えない。
「海見えないんだね」
「いや、こっち」
琢磨に案内されて家の後ろに回ると、すぐ下に青い海が広がっていた。
「すごい。こっちはあまり人がいないんだね」
おじいちゃんの家の敷地から海まで階段で行けるようになっていて、綺麗な砂浜にはビーチパラソルが2つ立っている。
「こっちは地元の人が主かな。
施設がなにもないから」
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