16/34

1645人が本棚に入れています
本棚に追加
/460ページ
夕飯は、海鮮丼だった。 「うわぁ、すごい」 夕方見た写真より更に豪華な丼で、思わず叫んでしまう。 「お代わりも出来るから、沢山食べろ」 おじいちゃんが、にこにこしながら言ってくれた。 丼だけじゃなく、魚の出汁が効いたお吸い物も絶品で、本当に幸せだ。 おじいちゃんのお手製の漬け物も、とても美味しかった。 「すごく美味しいです。お店で食べるより美味しいです」 「それは良かった」 マスターが料理上手なのは、おじいちゃんを見て育ったからかもしれない。 琢磨が、「じいちゃんまで……」と失礼な事を言ってるのは無視する事にした。
/460ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1645人が本棚に入れています
本棚に追加