お化け屋敷

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**** 結局櫂の家まで連れてこられて、玄関を入ってやっと手を離してもらえた。 「夏樹……」 うわっ。櫂が別人みたいで、ちょっと怖い。 「か、櫂。ちょっと落ち着こう。 そ、そうだ、お腹すいてるよね。 僕、何か作ろう……んっ………」 櫂にキスされて、びっくりした拍子に開けた口に櫂の舌が入ってきた。口の中を隅々まで舐められ、息が上がる。 頭がぼーっとしてきて、体から力が抜けてきた。 このままじゃまずいと思い、櫂から離れようとして胸を押すが、更にぎゅっと抱き込まれてしまう。 「はぁっ………ン……っ……」 舌を絡ませられて、鼻から声が漏れた。 いつもより激しいキスに何も考えられなくなり、体中の熱が一点に集まるのを感じた。 やだ……。 ジワジワと反応しはじめた自分自身が恥ずかしくて、僕は体をモゾモゾと動かした。
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