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櫂の唇が首筋を伝い、降りてくる。
「あっ………そこ、やだ………。櫂……っ………」
胸にチュッと吸い付かれ、舌でペロリと舐められると、更に体がビクビクと跳ね、頭が真っ白になる。
櫂の大きな手で撫でられながら、身体中ににキスされた。
そっと薄目を開けると、今まで見たことがない櫂がそこにいた。
乱れた前髪から覗く野性的な目で見つめられると、ゾクゾクする。
「夏樹、いいよね」
本当は少し怖いと思ってた。
だけど、僕が欲しいって訴えてくる眼差しから逃れることはできない。
「うん」
僕は櫂に視線を合わせて、力強くうなづいた。
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