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「思い出した。
あの時はすごく心配したんだ。
夏樹、あの子の事が気になるみたいだっただろ。だから、俺が断ったら告白するんじゃないかって思ったんだ。だから、ちょっと迷った」
え……僕が原因で迷ってたの?
てっきりあの子が可愛いから迷ってるって勘違いしてた。
「あのさ、櫂っていつから僕の事が好きなの?」
「え?いつからだろう。
たぶん、初めて会った時から。
今から考えたら、一目惚れだな」
………一目惚れ?
一瞬で顔が真っ赤になるのを感じる。
それを隠すために布団に潜ろうとして、自分が服を着ていることに気づいた。
あれ、いつの間に服を着たんだろう?
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