嫉妬

8/24
前へ
/460ページ
次へ
それからの櫂は、凄かった。 でも、櫂がくれる全てから『夏樹が大好き』って伝わってきて、幸せで涙が出そうになる。 「あっ……やっ……」 「夏樹、すごく敏感になってる。 ほらこことか」 櫂が僕の胸にキスしただけで、体が反応する。 「はあっ……。櫂、そこばっかり、しつ……こい」 舐めたり、噛んだり、手で捕まれたりを繰り返されて、思わず文句がでる。 「ふあっ」 体が絶えず跳ねて、声を押さえることができない。 「嫌そうにはみえないけど、じゃあこれは?」 突然握られて背中が浮いた。 「あっ、櫂、もう……」 「うん。一緒にイク?」 コクンと頷くことしかできない僕を見て、櫂はおでこにキスをくれた。
/460ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1645人が本棚に入れています
本棚に追加