嫉妬

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「櫂、どうしよう。なんか、今までと、違うんだ……。もう、おかしく、なっちゃいそうなんだ……」 泣きそうになりながら気持ちを声に出すと、櫂が優しく頬を撫でてくれた。 櫂の体からポトリと汗が落ちる。 呼吸を乱しながらも、櫂が優しく答えてくれる。 「夏樹だけじゃないから、俺も気持ちよすぎておかしくなりそうなんだ。 だから、怖がらないで」 「櫂も?」 「うん。俺も。 夏樹とこうやって心も体も繋がってることが嬉しくて仕方ないんだ。 大好きな夏樹だから、こんなに気持ちよく感じるんだと思う。 だから、怖がらないで夏樹も感じて。 ごめん……我慢できない、動くよ」
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