嫉妬

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「夏樹、可愛すぎ」 「可愛くなんてないから……んっ」 櫂のキスで唇を塞がれると同時に、櫂がまた動き出した。 「ンッ……あっ……」 さっきより更に敏感になった体は、櫂のほんの少しの動きにも怖いくらいに反応してしまう。 何度も襲ってくる快感に声を我慢することも忘れて身を任せていると、どんどん櫂の動きが激しくなっていった。 体がぶつかり合う音、飛び散る汗、僕を欲しがる眼差しに身体中のあらゆる感覚が刺激され、今までにない高みにまで押し上げられる。 「ああっ」 体の奥に再び熱いものが吐き出されるのを感じるのと同時に、今度こそ僕は意識を手放してしまった。
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