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それにしても、僕たちの学校は割とマンモス校で人数が多いのに、結構繋がりがあるんだな。
「あの、夏樹さんは彼女さんとかいるんですか?」
「えっ、いないけど」
「やったー。じゃあ、千帆が立候補してもいいですか?」
はぁ?
僕は困って美夏を見た。
すると、美夏もびっくりして千帆さんを見ている。
葛城さんだけは、苦笑いしながらも冷静だ。
「こら、千帆。いきなりすぎるだろ。
二人ともびっくりしてるじゃないか。
さっき会っていきなり付き合うなんて、出来るわけないんだから」
いやいや、おかしいよ。
今日はそんな集まりじゃないよね。
葛城さんの事を知るための時間なのに。
「えー、兄さんの意地悪。
夏樹さんもダメですか?」
千帆さんが僕の手を握ってきた。
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