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「大丈夫?飲み物取ってこようか?」
「そうだな。炭酸頼んでいいか?」
「いいよ。ちょっと待っててね」
とりあえず、櫂の怒りが収まったみたいでほっとする。
それにしても、僕と千帆さんまで付き合ってるって思っちゃうって………美夏の事がショック過ぎたんだね。
櫂大丈夫かな?
僕はコーラとカルピスを入れて部屋に戻った。
「せっかくだから歌うか?」
「うん」
気持ちを切り替えて、僕たちは久々のカラオケを楽しむことにする。櫂と歌うなんていつ以来だろう?
楽しい。
僕が歌っていると、櫂がきれいにハモってくれたり、二人でシャウトしたり……。
ちょっと喉が痛くなるくらいはしゃいでしまった。
プルルルル……10分前のコールが鳴り、僕たちは少し早いけど帰ることにした。
「あのさ……美夏の事だけど。大丈夫?」
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