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昔の夢を見た日は、午前中ぼんやりとすることが多い。
だけど、今日はバイトの面接があるからしっかりしないと。
昨日の夕方に琢磨から連絡をもらい、今日面接してもらえることになったんだ。
急いで駅前の機械で証明写真を撮り、買ってた履歴書を完成させた。
僕は書き損じた履歴書をゴミ箱に捨てた。
昨日は櫂のせいで気持ちが落ち着かず、何枚も失敗してしまったんだ。
面接は朝の10時から。
僕の前に座った店長さんは、40代くらいの優しそうな人だった。
この人が琢磨の叔父さんか。
イケメンな所が琢磨に似ている気がする。
「君が上条君だね。琢磨から聞いてるよ、
カフェで働いた経験は？」
「すみません。アルバイトが初めてなので、経験はありません」
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