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「彼シャツねー」
にやっと笑った櫂が、クローゼットから白いカッターシャツを出した。
「俺たち恋人だよな?
つまり、俺は夏樹の彼ということだよな?」
「そ、そうだけど」
「じゃあ、やってみて」
「………ムリだよ」
僕の抵抗も空しく、彼シャツに着替えることになってしまった。
僕はTシャツを脱いで、シャツを着た。
「早く」
ここまで来たら同じかと、ズボンを脱いだ。
「こ、これでいい?」
恥ずかしくて、裾を引っ張って隠す。
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