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4月9日
今日は高校の始業式
俺、足立隼人【あだちはやと】は今年から高校2年生になる
新学期早々遅刻はしたくないのだが…
「はぁー…このままじゃ遅刻する~」
今俺はベットの上、動きたい
動かないと遅刻するでも動けない
何故なら
「すぅぅ…すぅぅ…」
隣で寝ているこの妹足立加奈【あだちかな】のせいである
いや、別に妹をこのまま放置して学校に行けばいいのだが…
「加奈~起きてくれないか?起きてこの手錠を外してくれないかな?」
この妹はあろう事か寝てる俺の部屋に入ってきて隣に寝やがったのだ、寝るだけならいいのだが手錠までしやがった
なのでこの妹が起きるまで俺は動けない
「おーい、加奈いい加減に起きてくれ!」
加奈に声をかけてみるが全く反応しない
くそ!このままでは…
「兄様がキスをしてくれたら目を覚まします」
ん?なんか聞こえてきたけど…
「なぁ…加奈お前起きてるだろう?」
「寝てます、私が起きるのは兄様のキスだけです!」
「寝てる人は喋らないと思うぞ」
「これは寝言です」
「寝言で会話できると思うか?」
「私と兄様とならできます」
「ひとまずこの手錠を外せ」
もう起きてることは確定してるんだからひとまずこの手錠を外してもらおう
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