騒がしい日常

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「加奈、今度から部屋に入るのはやめてくれないか?」 俺はあのあと加奈に手錠を外してもらい急いで準備して学校に自転車で向かってる 「兄様が悪いんですよ」 ついでに後ろには加奈が乗っている 実は加奈は今年から俺が通っている高校の1年生になる 「俺が何かしたか?」 俺は最近加奈に何もしてないはずなんだけどな? 「兄様は昔みたいに私とお風呂に入ってくれないから寂しいんですよ」 何もしてないから怒られるのは初めてである 「加奈、俺たちはもう高校生だ、そんな中学生の頃の話を言わないでくれ」 中学生のことでも一緒に入ってたのは普通じゃないと思っているが実際俺が中学生3年まで加奈と一緒にお風呂に入ることがあった 一緒に入るといっても加奈が無理やり入ってきていたのだが流石に高校生になったので加奈に必死にお願いをして聞いてもらったのだが… 「あの時兄様からのお願いは聞きましたがその時の対価が足りません」 「いや、十分したじゃないか、一日中抱きついていたじゃないか」 お願いを聞いてもらう代わりにその日はずっと加奈が膝の上に座っている状態で過ごしてた ある意味苦行である
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