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「○○○ちゃん」
『なに』
「今日はなにして遊ぶの?」
『今日は佐助とは遊ばない!
幸村と遊ぶー』
「えー、なんでさー」
『佐助がとんだ変態だからだよ、
このままじゃ貞操の危機だよ』
「そんなこと言わないで俺様と遊ぼうよ、
きっと旦那も忙しいから」
『…』
確かにいきなり遊ぼう!と押し掛けるのは悪いか…
『でも佐助とは遊ばない!』
「1人遊びするの?」
『…』
「それって寂しくなーい?
一緒が嫌なら、見ててあげようか?」
『なにそれどーゆう意味、え、やだこっちこないでよ』
言葉とは裏腹に近づいてくる佐助。
後ずさりをしながらバッと立ち上がり
逃げ出そうとしたけど、
こんな人間離れの身体能力者に
勝てるはずもなく呆気なくつかまってしまった。
「あはー、○○○ちゃんつかまえた!」
嬉しそうに笑う佐助。くそっ…!
『…っ!!は、はなせぇえ…!』
いい匂いーとかやらかーいとか
何言ってるんだこの忍は…!
そしてどこ触ってんだこいつは!!
くそっ、こうなったら…
『…むら……』
「え?なになに?」
『幸村ぁぁぁぁああぁあ助けてええぇえ』
「げっ!○○○ちゃ」
するとさすが幸村、向こうからどどどど、と
勢いよく走ってくる。
「どうした!○○○殿!!」
そして後ろから佐助に
抱きしめられている私をみた幸村は、
一瞬唖然としたが、すぐに佐助に視線をやった。
「佐助!何をしている!は、破廉恥だぞ!!!」
佐助の手が緩くなった隙にすぐさま幸村の後ろに隠れる。
『佐助の変態、ド変態!
もうしばらく口きいてあげない!』
破廉恥!と言ってる幸村をズルズルと引きずり
その場から離れる。
口きかないは言い過ぎたけれども、
それくらい言わないと止めないだろう。
もうほんと色んな意味で止めて頂きたい…。
ーーーENDーーー
オチが見当たらない\(^-^)/
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