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10分ほどかかってようやくコートの4分の3の雑巾掛けを終え、一休みしていると女子部の怒鳴り声が響いた
「ちょっと!ビチョビョじゃん!!ちゃんと拭いてって言ったよね?」
「まじ役立たず」
「なんのための男子部だよ」
鋭い視線が男子部に突き刺さる
「雑巾掛けもまともにできないの?」
――紘介「おまえらなぁぁ!!!」
吉田「やめろ!!!」
紘介が女子部につかみ掛かると吉田が叫んでそれを止めた
吉田「やめろ…工藤……雑巾掛けだ。さっさと終らせよう……すまんな葉子、すぐ終わらせるよ…」
紘介がつかみ掛かったのは女子部のキャプテンの加藤 葉子
吉田は葉子に謝ってからまた雑巾掛けに戻る
それからコートを全て雑巾掛けをし直した
しかし終わったころには女子部は全員帰っていた
やり切れない空気が漂う中、吉田や他の部員たちがとぼとぼと帰るのを鳴たちはただ見送った
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