第一章

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1年後 父は会津藩の8代藩主敬容様に仕えているらしい。父が言っていた 「敬容さまの所に容保様が養子に来られたんだ 結もそのうち会うだろう」 父がいつもの笑顔を私に向け言った。 「容保....様?」 何か聞き覚えのある名前 兄に聞くと 「容保様?あぁ、会ったことあるぞ。1回な 父さんを継いで俺が容保様に仕えるかも知れないからな。それがどうした?」 なんで違和感を感じるんだろう... 「ううん。あっ!それより明日!明日!」 私は明日の事を思い出して兄さんを見る 兄さんを上を見て兄さんも思い出したように私を見る 「そうだな。明日だったな結の誕生日 父さんからはお金貰ってるよ。 どこに行きたい?」 「うーん。甘味を食べたいし、小物も欲しいし....。」 「あはは、結は欲張りだなぁ。 じゃあ明日庵宮の所は分かるかい?」 庵宮は私の家の近くの甘味処で 優しい老婦人が経営している 「うん。わかるよ」 「そっか。じゃあ、そこ行ってその後 小物屋を回ろうか。 あ、俺ちょっと用事あるから明日な。」 「うん!」 私は兄と別れた
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