KとK

10/48
前へ
/57ページ
次へ
翌日。 いつも通り登校している矢島さんを見て、俺はホッと胸を撫で下ろした。 「長谷川くん…ちょっと良いかな?」 昼休みになると矢島さんに言われ、俺は驚いて一瞬自分の名字が長谷川という事を忘れてしまった。や、矢島さんが俺に話しかけてきたぁ!? 「な、なん、何でしょう…!?」 「ここじゃちょっと…。来て?」 矢島さんに手を引かれ(!)、俺は心臓バクバクになりながら歩いて行った。何これ何これ、告白!?な訳ないか、昨日河北に告ってたんだもんな…。 あ、もしかして…。 「昨日のこと、誰にも言わないで欲しいの」
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加