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あ、アイツだ…!俺にキモッて言った読モの…確か、河北亮!マジかよ…!結局マドンナはモテ男と付き合う定め…!俺なんてお呼びでないってか!
「ごめん、無理」
ほらオッケーした!くっそー、美男美女カップル誕生かよチクショ………ん?あれ?今、無理って…。
再び教室を覗くと、矢島さんが泣いていた。河北はそんな矢島さんに見向きもせず、教室から出ようとこっちに向かってくる。
河北が俺を横切り、俺を一瞥して去って行く。…どうしよう。矢島さんが泣いてる。慰めなきゃ…。でも、俺なんかがどうやって…?
「…待てよ河北!」
気が付くと俺は、矢島さんを置き去りにして河北を追い掛けていた。
「…何?覗き魔さん」
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