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そんなある日
父親は再婚すると言って三月兎を連れてきた。
綺麗な女の人で三月兎は狂ってるなんて事しか知らなかった私は驚いた。
普通に挨拶もするし物腰も柔らかいそんな人だった。
そんな三月兎も夫を亡くしたらしい。
それこそ理由なんて聞くのはイケナイ事だなんて思ったから口を閉じた。
だが三月兎の後ろには自分と同じ歳くらいであろう男の子がいた。
「今日からお前と姉弟になるユナくんだぞ」
父親にそう言われた。
姉弟が出来るという喜びがある一方でなんとなく彼を怖いと思った。
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