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覚醒
覚醒しろ ああ君を覚醒せよ
この身この姿に集まるすべてを纏い
君目覚めさすため覚醒せよ
美しい眼 美しい音 美しい服を着て
未練が逆さに入れ替わるほど
辱しめるほどの想いで目覚めなきゃ
私の願い 私の想い
全て集めるこの身この姿この瞳
矢よりも早く射貫け目覚めに
ああ君を覚醒せよ 齢も忘れるほど強く
未練が逆さに入れ替わるほど
辱しめるほどの美しさ
私に宿って終いの時まで
欺くほどにその身を燃やして
ああ覚醒しろ 君を覚醒せよ
何も構わず求めるほどに
君目覚めさすもの全てを纏いて
煌めく時代に離れぬ史実を羽織りなし
覚醒しろ ああ君を覚醒するほど
求む心に美しさ この身捧げて終いまで
君が眺るこの身のすべて
羨むほどに恋にて欺け裏切るほどに
覚醒しろ ああ君を覚醒せよ
恥ずかしいのは魂に
互いの魂が恥を知るなら
ああ君を覚醒せずして
綴った想いはどこへも還れぬ
「ありがとう」
など破き捨て 恨むるほどに見惚れなきゃ
織りなした意味が届かない
「さようなら」
など腐ったね 涙なみだはここまでだ
そんな暇などないほどに
苛まれるなど何のため
焦がれぬならば何のため
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