第1章 パーティって何だ?

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GM「さて君たちは、何らかの理由がありましてですね、それぞれこの集落に来た新米冒険者ですね。 ギルドの訓練を経て、自警団になるか?  冒険者になるか? という事を迫られて、冒険者の道を選んだ人たちです。 そんな君たちがこのミドリックの集落にいます。 と言うわけで君たちはミドリックで1週間以上過ごしていると思ってください。 さて、と言うわけで君たちはミドリックと言う集落にいます。 この集落は竹を編んだ柵で外周を囲われており、門は南と北にあります。 そして門を繋ぐようにして大通りが集落を2分しています。 大通りを挟んで西側は居住区、東側は田畑が広がっています。 そんな集落です。 そんな集落に今君たちはいます。 新品の装備に身を包んで、訓練を終えたばかりの君たち。 そして意気揚々とギルドが経営している宿屋兼酒場のチケハン亭で、この1週間過ごしていました。 そこには掲示板がありいろんな依頼が張ってあります。 君たちは滞在中の1週間、この掲示板を毎日のように眺めていました。 しかし、君たちのできるような依頼は今のところありません。 ちなみに、このチケハン亭には君たち以外に2グループの冒険者がいます。 チケハン亭の中は少し薄暗く、チケハン亭のおやじは白と黒の清潔感あふれる服に身を包みカウンターでグラスを磨いています。 またウェイトレスのウサギ種(人型)。」 バロン「人間の姿にウサギの耳と尻尾が付いた感じのウサギ種(人型)ね。」 GM「……リーザって言うんだけど、その人は網編みのタイツにレオタード姿で男性客の視線を独占しています。 今は昼時、君たちは昼食をとることにします。 と言うところなんですが、君たちは今チケハン亭にいて欲しいんだけど、他に行きたい場所があるなら聞くよ。」 バロン「いや、特にないぞ。」
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