―序章―  放課後

2/5
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/60ページ
ある日の夕方。 一人の少女が気分を害した様子で国道脇の歩道を歩いて行きます。 「もうっ!何なのよ!人の気も知らないで言いたいこと言ってさ!どうせあんな奴あたしのことなんか眼中にないのよ!ちょっとかっこよくて頭がよくてスポーツもできるからって調子に乗ってさ!」 少女の名前は冴子。 十六歳のどこにでもいそうな普通の高校生です。
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!