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「どうせあたしはブスですよ!ちっともかわいくありませんよーだ!」
彼を非難したり、自分を卑下したり。
そんなことをしながらどこへ向かうでもなく歩いていると、いつの間にやら町外れの広場まで来てしまっていました。
しかも、辺りは暗くなり始めていて、ぽつぽつと街灯も灯っています。
「やばっ、もうこんな時間だ……。早く帰んないと」
制服は悪ぶっているのに性格はお利口な少女は、家路に付こうと後ろを向き、〝一歩〟踏み出しました。
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