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「じゃ、行ってくるプギー」
アタチと入れ替わりに、背中に焼きそばを乗せたヌコリンがフラッペブースに入っていった。
「お疲れニャ、わたあめ姫。お昼の焼きそば食べて少し休憩してニャ」
「ヌ、ヌコリンさま、今チャーコちゃんが変な事を」
「……聞こえたニャ。気にしなくていい、単にカイさんたちがチャーコに『オトコ同士は結婚出来ない』って教えてないだけニャ」
呆然とするわたあめ姫の視線の先に、自慢の細マッチョを惜しげもなく披露するカイとハチの姿があった……。
一方こちらはコーラ屋さん。
「すみませーん。コーラひとつと、三本矢サイダーふたつくださーい」
ゆさゆさでぷるぷるなお客さま。アクトーのテリトリーに無防備に進入。
「いらっしゃいまチョメ。コーラひとつに三本矢コーラふたつチョメね」
「……あ、そうだった！ このお店って全部コーラってルールなのよね。私、去年も来たから知ってるの。カメさん、可愛いくておもしろーい」
アクトーのナニかがピクッと反応する。
「ふっ……大胆なキミの一言、甘ったるいチョメ……」
だって目の前はどこまでも青い海と空。水平線だって交わっちゃってるのに。
疼かない方がどうかしてる――！
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