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「コ、オ、ラーのサウンズグッド♪ こころーがチョメチョメー♪」
「……なんで、ジュースストッカーの上で踊ってんのよ、このカメ……」
「しかもキレッキレ……」
ビビる滅びのコンビに、チョメさんの怒号が飛ぶ。
「カメじゃない、チョメ! とりま、コーラ冷却用の氷が足りない。スランバは保冷剤になるチョメ」
「は? 保冷剤、とは……」
すかさずチョメさんが、ボンベのような物に繋がった管を手にした。
「この液体窒素で凍らせて、コーラストッカーに入れるチョメ」
「嘘嘘嘘、液体窒素ムチャーー!! 助けてお嬢ーー!」
「あら、ナイスアイディア。……やっっっておしまい!」
「お嬢ーーーー!?」
「ブリザーーード!!」
一瞬で凍りついたスランバは、コーラと共にドボンとストッカーへ。
「天晴れチョメスター……新・境・地……」
「おっけーチョメ! ……ん? なんだ、さっきのお客が100円多く置いていったチョメ……。ふ、ふふふチョメ……」
「……ちょ、なにそのアクトーな顔……?」
まさかの展開で、ありすんの身体に戦慄が走る。
「ふ……間違える奴が悪いチョメ。この100円は……」
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