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夏フェスの終了を告げる、ご褒美の花。
みんなでそれを見上げながら、心地よい疲労感と祭りの後の静けさを噛みしめる。
「そうだチャーコ、これ作っておいたよ」
そう言っておもむろにハチがアタチに差し出したのは……。
「あっ、水着プギ……!」
アタチのお肌の色と同じ、薄桃色のセパレート水着。お腹の所に小さなリボンが付いている。
「おっ、可愛いじゃんか。明日は俺たちも一緒に遊んでやるからな」
お祭りはまだ終わってなかった。
これからがキラキラで楽しい、アタチたちの夏フェス本番。
「カイ……ハチ、アタチ……!」
「うんうん、明日はそれ着てみんなで泳ごう」
「……ビキニのが良かったプギ」
ピキッとハチのこめかみに血管が浮いた。
「プギ? そう言えばカイ、よっぴぃさんは?」
「よっぴぃさんは……花火打ち上げの手伝いに行ってる」
「…………」
……たぶん、シッポがパタパタしちゃったんだろうな。
明日はこの水着を着て、海をバックにみんなでこぶたのサウンズグッド踊るプギ♪
こぶたの Sounds good ! おちまい♪(*´(00)`)
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